今日はお問い合わせをいただく

学級閉鎖の基準について

ちょっとお話ししようと思います。

 

実は「学級閉鎖の基準」というものは

全国的な統一基準がありません。

 

当園では、対象クラスの総人数に対して

概ね20~30%子どもが欠席となった

段階(インフルエンザの場合は10~20%)

を目安としていますが、

それとは別にもうひとつ、

「今後感染の拡大が予想される」という

要件が加味されて予防的見地から

総合的に判断します。

 

例えば、クラスの全員が感染した後では

10名休んでいても閉鎖対象にはなりません。

逆に、入れ替わり立ち替わり常に5人ずつ

感染を繰り返している場合は閉鎖対象と

なります。

ですので一概にお休みの人数で決定は

できません。

 

閉鎖の期間を3日間としているのは

インフルエンザの潜伏期間が通常

1~2,長くて3日と言われているためです。

3日を超えて症状が出なければ

少なくとも3日前の登園時には

感染していなかった事になります。

(もちろん閉鎖期間中に人混みに

外出し、新たに感染してしまっては

意味がないばかりか、閉鎖明けの

幼稚園で潜伏期間中にウィルスを

まき散らす事になります。)

期間に関しては状況に応じて

4日ないし5日とすることもありますが、

健康な子のために極力閉鎖期間は

短く設定する方針です。閉鎖明けの

登園時は熱を測りお子様の体調を良く

観察して出欠をご判断ください。

 

当園の方針としてはできるだけ

学級閉鎖はしないようにと

考えております。

そのため感染後の登園許可基準は

厳しい条件をつけています。

 

今冬は皆様のご協力の甲斐あって、

これまでのところ全国平均と比べ

かなり少ない患者数で推移しています。

 

「うつらない、うつさない」ための

ご理解とご協力をお願いいたします。