「お花どうぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな手のひらから受け取ったお花はしなしなになった枯れかけのお花でした。

「生きてるお花は取っちゃいけないんだよ。だって生きてるから。」

小さな命を慈しむ心が育っていることを嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

東日本大震災から10年経ちました。

あの日幼稚園では月組さんのお別れ会の真っ最中でした。

幸にも人的被害はなかったもののお別れ会を途中で中止し、泣く子どもたちを連れお母さん方が帰路についたことを昨日のことのように思い出します。

 

毎日帰る家があって、ご飯を食べて、暖かいお布団で眠れる。

日常の幸せに感謝することを忘れずに、日々を精一杯過ごしたいと改めて思う一日でした。

 

震災で犠牲となられた方々に、追悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします。