園の生活

広い園庭と豊かな自然の中で

ほぼ一日中、元気いっぱいの子どもたちが園庭を虫探しに、ボール遊びに、鬼ごっこにと走り回っています。どのクラスからも園庭が見渡せますのでいつでも活発な子どもたちの姿が目に飛び込んできます。

園内にはさくら、あんず、みかん、びわ、いちょう、かりん、メタセコイヤ等の木々を、園庭には四季折々の花々を植えています。春には一斉に咲くさくらの花を楽しみ、夏には新緑の緑の下で元気に遊び、秋には色づいたいちょうの葉で工作をして、冬には寒さの中で春を探す。季節を当たり前に感じて過ごすことが出来ます。

豊かな人間関係を

大人では教えられない事を友だちとの関わりの中で学びます。そのため、子ども同士の遊びや付き合いを大切にしています。
子どもの成長は大人はもちろんですが、友だちの存在が大きなポイントです。一緒にいてたのしい、「○○ちゃんと遊びたい」「○○ちゃんが大好き」「先生に会いたい」だから「早く幼稚園に行きたい」・・・こんな友だちと共感する気持ちを育てるのが幼稚園なのです。これは大人では教えることの出来ない、人間形成にとって大切なことです。

聞く耳を育てる

お話をいっぱい出来る子も良いですが、「先生の話を聞く」「友だちの話を聞く」等他人の話を聞いて理解することも大切です。各保育室において、先生の方を見てお話をきいている姿を見た方も多いと思います。音楽を保育の一つの柱としているのも聞く耳を育てることが大切だと思っているからです。

わたしたち保育者は・・・

子どもの良いところを見つけて伸ばしてあげる。良いところを見つけ褒めてあげる、「上手だね」と声をかける。悪いところを指摘するよりもずっと効果的で良い方へ伸びていきます。ただし、間違った事をしたら叱る。
間違いながら成長するのが子どもです。いけないことをしたらきちんと叱る。いじわる、乱暴もやってしまったらどうするのか、一緒に考え、繰り返しお話していきます。

幼稚園は心のふるさと

今朝も、小学校に行く子どもたちと出会うと、元気に「行ってきます」とあいさつをしていきました。前を通ると「元気?」「大きくなったね」と声をかけてくれる先生の存在は大きいと思います。卒園生にとって、故郷と思える場所が増えることは心強いことであると同時に、私たちにとっても「自分の幼稚園」と思ってくださることは大変嬉しいことです。